美馬市周遊観光


うだつの町並み





「重要伝統的建造物群保存地区」

1988(昭和63)年12月16日全国で28ヶ所目の選定 日本の道百選

 太平洋戦争の終結後、日本は近代化が進み、商工業共に大きく

発展し、国民の生活も豊かになりました。この豊かさなどが、新しいも

のへのあこがれとなり、古い家屋の取り壊しにつながりました。このよう

な状態を心配した文化庁は、急速に失われていく民家を保存するた

めの緊急調査を1966(昭和41)年から1977(昭和52)年にかけ

て、各都道府県ごとに実施し、保存すべきものの実態を調べました。

 徳島県でもこの一斉調査で、保存を必要とした8件が国の重要文

化財に指定されました。そのうちの1件が、美馬市脇町の

「旧長岡家住宅」です。

脇町劇場 (オデオン座)





1933(昭和8)年8月、藤中富三氏・清水太平氏らが中心となり、旧

脇町に劇場を建設することを提唱し、当時、町内の事業家であった森幸

雄氏や吉川長次氏に働きかけて協力を得ることになりました。

 翌年、脇町劇場は西洋モダン風の外観で、回り舞台、奈落などを備え

た本格的な芝居小屋として建てられました。戦前には歌舞伎や浪曲の上

演で人気を集め、戦後には歌謡ショー公演や映画上映など地域の憩い

の場として親しまれました。

 その後、映画の斜陽化と建物の老朽化が重なり、閉館、取り壊される

予定でした。しかし、山田洋次監督の松竹映画『虹をつかむ男』のロケ舞

台となったことがきっかけで、平成11年に町指定文化財として昭和初期の

創建時の姿に修復され、一般公開されることになりました。

穴吹川





 穴吹川が日本一の清流になりました。国土交通省四国地方整備局は

2012年の日本の河川(109水系866地点)水質調査結果を2013年

8月2日に発表しましたが、その中で穴吹川は、有機物汚染の目安となる

生物化学的酸素要求量(BOD)の平均値が1リットル中0.5rと最も低く、

1級河川の中で最もきれいでした。

 穴吹川を北部の平野から南部の山のなかに辿っていくと、その流れは四季

折々の渓谷美を織りなし、また支流ではいくつかの滝と出会うことができます。

剣山


 四国で2番目に高い山(標高1,955m)。山岳信仰の山として栄えた霊峰


でもある。

 山頂付近には樹木はなく、山登りやハイキングに最適。豊かな自然をもと

めて多くの人々が訪れる。

 阿讃山脈や遠く本州を望むことができ、夏は、大自然の中で避暑地とし

ては最適である。

寺町





 その名の通り、町の一角に、いくつものお寺が建ち並ぶ、 まさにミニ古都の

おもかげです。 寺から寺へ、静寂のリンとした空気を楽しみながら、 しばし歴

史散策を愉しめます。

浄土真宗の「安楽寺」、「西教寺」、「林照寺」と真言宗の「願勝寺」が並ん

でいる。

能舞台がある安楽寺では、毎年、能や狂言の鑑賞会が開かれている。

国営讃岐まんのう公園





 空海が修築した日本最大のため池「満濃池」の北東岸に接する国営公園。

「ため池のある里山」を復元したフィールドミュージアム・自然生態園、さぬき

の森をはじめ、芝生広場や遊具広場、サイクリングコースが設置され、四季

折々の花も楽しめる。